こんにちは!今回は、GoogleのAI「Gemini」をコマンドラインから使う方法を紹介します。スマートフォンのアプリからAIと対話するのとは違い、コマンドラインを使うことで、より自由度の高い操作が可能になります。プログラミングを学び始めた人にもおすすめの方法です。
目次
- Gemini CLIの概要
- インストール方法
- 基本設定
- 実践的な使い方
- まとめ
Gemini CLIの概要
Gemini CLIは、GoogleのAIモデル「Gemini」とコマンドラインで対話するためのツールです。LINEやChatGPTのWebサイトでAIと対話するのと同じように、ターミナル上でAIと会話することができます。
コマンドラインから操作できるメリット:
- プログラムと連携させやすい
- キーボードだけで素早く操作できる
- カスタマイズの自由度が高い
インストール方法
Gemini CLIを使うには、まずプログラミング言語「Go」が必要です。以下の手順で準備していきましょう。
1. Goの確認
ターミナルを開いて、次のコマンドでGoがインストールされているか確認します:
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表示例:
go version go1.20.3 darwin/amd64
もしGoがインストールされていない場合は、Go公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。
2. Gemini CLIのインストール
次のコマンドを実行して、Gemini CLIをインストールします:
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このコマンドを実行すると、Gemini CLIが自動的にインストールされます。
基本設定
Gemini CLIを使うための環境設定を行います。
1. PATHの設定
Gemini CLIのコマンドをどこからでも実行できるようにするため、PATHを設定します:
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これにより、システムがGemini CLIの場所を認識できるようになります。
2. APIキーの設定
Gemini APIを使用するために必要なAPIキーを設定します:
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※APIキーは個人情報に準ずるものなので、他人に見られないように注意しましょう。
実践的な使い方
1. 基本的な対話
Gemini CLIを起動するには:
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これで対話モードが始まり、質問や指示を入力できます。
2. 便利なコマンド
対話中に使える特別なコマンドがあります:
コマンド | 機能 |
---|---|
!i | 複数行入力モードに切り替え |
!q | プログラムを終了 |
!help | コマンド一覧を表示 |
複数行入力モードは、プログラムのコードや長文を入力するときに便利です。
3. 表示スタイルのカスタマイズ
AIの応答の見た目を変更できます:
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利用可能なスタイル:
- dark(ダークテーマ)
- light(ライトテーマ)
- dracula(ドラキュラテーマ)
- pink(ピンクテーマ)
- ascii(シンプル表示)
- notty(標準表示)
4. 応答の表示調整
画面の幅に合わせて応答の折り返しを調整できます:
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数値を変更することで、テキストの折り返し位置を調整できます。
まとめ
今回は、Gemini CLIの使い方を紹介しました。
重要なポイント:
- Go言語とGemini CLIのインストール
- 環境変数の設定(PATH、APIキー)
- 基本的な対話コマンド
- 便利な機能とカスタマイズ方法
コマンドラインからAIを操作することで、プログラミングの学習やプロジェクトでの活用の幅が広がります。まずは基本的な対話から始めて、徐々に高度な使い方にチャレンジしてみてください。